毎日、朝・昼のハンドドリップを楽しんでいる「ぽる」です。
ハンドドリップをやってみたいけど、何を揃えればよいか迷うことはありませんか?
この記事では、そんな貴方に向けて、エントリーモデルから高級モデルまで、ハンドドリップに必要な器具を紹介します。
⭐️この記事でわかること⭐️
ハンドドリップには色んな道具が必要だけど、種類が多い。
おすすめを教えて❓
揃えたい道具は以下の7つ。
①ドリッパー
②ペーパフィルター
③ケトル
④温度計
⑤サーバー
⑥コーヒースケール
⑦コーヒーミル
特にミルは多少高くても良いものを選んで欲しい。
おすすめを紹介するので、自分の予算に合わせて選んでね☺️
道具 | エントリーモデル | 高級モデル |
ドリッパー | HARIO V60透過ドリッパー02 (樹脂製) 660円(税込) | 珈琲サイフォン株式会社(KONO) MDK型 名門4人用ドリッパー 1,430円(税込) HARIO 浸水式ドリッパースイッチ 02 (ペーパーフィルター付) 3,850円(税込) |
ペーパーフィルター | HARIO V60用ペーパーフィルター 100枚入 407円(税込) | 珈琲サイフォン株式会社(KONO) 4人用ペーパー(ホワイト)100枚入 737円 |
ケトル(細口) | 無印良品 ステンレス ドリップポット MDP74A3A 2,290円(税込 | HARIO ミニドリップケトル 500ml 6,050円(税込) Kalita コーヒー達人・ペリカン1ℓ 6,600円(税込) EPEIOS 電気ケトル ドリップケトル 13,200円(税込) Brewista 電気ケトル brewista Artisan Gooseneck Variable Kettle 0.6L 28,600円(税込) |
温度計 | 料理用で十分 例えば、以下 BOMATA 温度計 749円 EPEIOS 温度計 830円 | ケトル用温度計 例えば、以下 TIMEMOREデジタル温度計 3,280円 |
サーバー | 無印良品 耐熱ガラスメジャーカップ 990円 | HARIO V60コーヒーサーバー700 1,320円 珈琲サイフォン株式会社(KONO) グラスポット3人用 6,050円 |
コーヒースケール | Atlas タイマー付きコーヒースケール3Kg 1,980円(税込) | HARIO Coffee Scale Polaris 8,800円(税込) Kalita BREW SCALE 6,600円(税込) TIMEMORE Black Mirror Basic 2.0 Coffee Scale 8,800円(税込) |
コーヒーミル | TIMEMORE コーヒーミル 手動 C2MAX 7984円 | TIMEMORE コーヒーミル 手動 C2MAX 〜8000円 TIMEMORE コーヒーミル 手動 C3S MAX 13,180円 コマンダンテ Comandante C40 MK4 40,000〜60,000円 |
合計費用 | 約15,000円 | 約30,000円〜100,000円 |
価格は2025年8月時点の公式の値段を記載しています。
なお、⑤コーヒーミルは、Amazon、並行輸入品の値段を含みます。
ハンドドリップに必要な道具と言っても千差万別。
ここでは、はじめての方でも手に取りやすいエントリーモデルから、ドリップにこだわる方の高級モデルまでを紹介します。
なお、大は小を兼ねるとの持論と経験から、サイズは1〜4人向けを紹介しています。
ドリップにおいて、個性が出る道具が「ドリッパー」です。
素材や形で抽出速度や味わいが変わるため、一個を使い込むのも、色々試してみるものおすすめです。
樹脂製なので、軽量で割れにくく、お手頃価格(660円)。
円錐形でお湯が中心に集まりやすく、抽出速度も安定するので、「味が安定しやすいドリッパー」です。
2016年度World Brewers Cupでチャンピオンになった粕谷哲さんが考案した「46メソッド」とも相性が良く、関連動画で使われているので、ハンドドリップをこれから始める人に、おすすめのアイテムです。
プロも愛用する樹脂製の名門KONO式ドリッパー(1,430円)。
河野社長拘りの独自のリブ構造で専用フィルターに密着するので、「しっかりした抽出ができるドリッパー」です。ドリップ技術や工夫が味にしっかり現れるため、「ドリップ技術を向上したい」「ドリップを楽しみたい」と思ったときに持っておきたいアイテムです。
ちょっと変わった“浸漬式”タイプ(3,850円)。
粉をお湯にしっかり浸した抽出ができるため、いつものハンドドリップとは異なる「濃厚な味わいが出せるドリッパー」です。下部に、浸漬・透過を切り替えるスイッチングがあり、自分のタイミングで抽出を切り替えることができます。
色んな味わいを試したいと思っている方におすすめのアイテムです。
ハンドドリップに重要な「ペーパーフィルター」。
消耗品ですが、実は、素材・形・厚みに違いがあり、各社こだわりがあります。
各社のドリッパーに合わせて作られた最適なフィルターでコーヒドリップが楽しめます。
店舗や通販でも入手しやすい、「V60専用の円錐形ペーパー」(407円)
漂白・無漂白の2タイプがある使いやすいフィルターです。
HARIOのV60を購入された方には是非購入して欲しいアイテムです。
拘りの詰まった「名門KONO式ドリッパー専用のペーパーフィルター」(737円)
ドリッパーの独自リブとフィルター形状によるお湯の抜け具合や粉との密着性にこだわったペーパーでネルドリップのような、まろやかな甘みと、しっかりとしたコクを感じやすい抽出が可能です。
「同じ豆なのに、味がまるで違う」そんな変化を楽しめる、フィルターの奥深さを感じる一品です。
ドリップコーヒーを楽しむ上で、“お湯を思い通りに注ぐこと”は重要です。
その鍵を握るのが、「ドリップケトル(細口ケトル)」。
お湯の量・スピード・位置を自在にコントロールできる自分に合うケトルを選べると、抽出の安定感がぐっと高まります。また、電気ケトル式ですと、高価ですが、温度も安定して調整できるようになります。ぜひ、自分に合ったモデルを探してください。
シンプルデザインが魅力の無印のドリップポット(2,290円)。
低価格ですが、軽量ステンレスの細口ノズルとコーヒードリップに必要な機能を兼ね揃えており、初心者用エントリーモデルとしておすすめです。
IH対応・食洗機対応で、普段使いにも便利な一台です。
ハンドドリップを始める方にお勧めしたいドリップケトル(6,050円)
小さめサイズの軽量ステンレスなので使いやすく、「細く・安定したお湯を注げるケトル」です。
直火ができないので、別容器で沸かしたお湯を移し入れる必要がありますが、コーヒーの抽出温度は浅煎りで92℃前後、深煎りで82℃前後が一般的な目安で、このケトルは一度沸騰したお湯を移すだけで、ちょうど良い温度に自然と落ち着くのも魅力です
コーヒーの世界大会(World Brewers Cup)で優勝された粕谷哲氏監修の同型ケトルもあり、私も愛用しています。
その名の通り、“達人”も愛用する定番モデル(6,600円)。
ノズルがゆるやかなカーブを描き、独特な注ぎ口を採用することで、「点滴ドリップなどのハンドドリップの妙味を楽しるケトル」です。ホーロー製(725g)なので若干重いのですが、両手でうまく支えることで自由なドリップを行えます。
ドリップに慣れてきて、より遊びたくなった方におすすめの一品です。
コーヒーの世界大会(World Barista Championship)のチャンピオンの井崎英典氏さん監修のEPEIOSのドリップケトル(13,200円)。
値段は高価な分、機能面で優れており、温度設定が可能な電気ケトルで、抽出にベストな温度(85〜93℃)でお湯をキープできるため、「ドリップが安定するケトル」です。
※私自身は、上述のHARIOケトル、Kalitaペリカンを愛用しており、使ったことがないのですが、使ってみたいアイテムです。
プロからも支持される Brewista の高性能温度調節ケトル(28,600円)。
1℃単位の精密温度設定、保温機能に加えて特徴のある注ぎ口により、抽出の再現性と自由度を格段に引き上げてくれる「プロ仕様のケトル」です。「湯量を自由に、正確に、丁寧に淹れたい」そんな、“淹れることに集中したい方”にとって、まさに理想の一台です。
※私自身は、上述のHARIOケトル、Kalitaペリカンを愛用しており、使ったことがないのですが、使ってみたいアイテムです。
一般的に、コーヒーの抽出温度は浅煎りで92℃前後、深煎りで82℃前後が目安とされており、コーヒー豆の特徴を引き出すための重要な因子です。この際に必要となるのが「温度計」です。
なお、温度計については料理用に使われている温度計で代用可能なため、特におすすめはありませんが、エントリーモデルと高級モデルは以下となります。
エントリーモデル
・BOMATA 温度計(749円)
・EPEIOS 温度計(830円)
高級モデル
・TIMEMOREデジタル温度(3,280円)
ドリッパーで抽出したコーヒーを受け入れる容器が「サーバー」。抽出量を計ったり、そのまま食卓に出して複数人でシェアできる便利なアイテムで、耐熱ガラス製が多く、抽出時の香りや色を楽しめるのも魅力です。
サイズやデザインによって使い勝手が異なるため、「一人で飲むのが多いのか」「家族や友人と一緒に楽しむのか」に合わせて選ぶのがおすすめです。ここでは代表的な3つの商品をご紹介します。
シンプルで使いやすい、無印良品らしいコーヒーサーバー(990円)。
計量カップとしても使える目盛り付きなので、コーヒー以外にも料理や飲み物作りで活躍します。取っ手を含めてガラスできているので、「使いやすいサーバー」です。
コーヒー器具で有名なHARIOの定番サーバー(1,320円)。
「V60」シリーズの02ドリッパーと組み合わせて使うと見た目もすっきり。蓋付きで保温性もあり、抽出後にそのまま食卓に出せるデザイン「機能性の高いサーバー」です。
老舗メーカー「コーノ式」で知られる珈琲サイフォン株式会社の高級サーバー(6,050円)。
厚みのあるガラスと、シンプルながら気品のあるデザインは、長く愛用できる逸品。KONO式ドリッパーとの組み合わせは、コーヒー好きなら試してみたい「王道のコーヒーサーバー」です。
ハンドドリップを安定させる上で欠かせないのが、「コーヒースケール」。
抽出時の湯量やスピード、蒸らし時間などを計測することで、感覚ではなく、数字で“おいしい一杯”を再現できるようになります。
高級仕様になるほど、機能が多彩(自動計測スタート機能など)があり、反応速度も早くなりますが、安価版でも十分使えるスケールが多いので、自分の予算に合わせて選んでもらえればと思います。
価格を抑えつつも、タイマー機能とグラム単位の計量が可能なスケール(1,980円)。
反応速度や精度はプロ用と比べると控えめですが、私が使ってみた感想として、表示で見やすく、反応速度も十分使えるレベルなので、「エントリーモデルとして優秀なスケール」です。
シンプルで美しい外観に、高精度なセンサーとタイマー機能を搭載したスケール(8,800円)。
一般的な重量・時間の計測が可能なクラシックモードに加えて、HARIO独特の抽出比率(粉量に対する湯量)を管理してくれるポラリスモードがあり、「抽出再現度を高めてくれるスケール」です。
コンパクトかつ計量精度が高いKalitaのスケール(6,600円)。
0.1g単位での計量、タイマー機能に加えて、抽出開始から自動で時間を計るカウントダウンタイマー機能があり、コーヒー器具総合メーカであるKalitaらしい「使いやすい万能スケール」です。
Kalita製品との組み合わせで統一感を出したい方におすすめです。
視認性の高いLED表示とスマートなデザインが特徴なスケール(8,800円)。
Kalita同様に、0.1g単位での計量、タイマー機能、カウントダウンタイマー機能がある「使いやすい優秀なスケール」です。
個人的には、ON・OFF用の物理的なスイッチがある点が気にいっており、重用しています。
おすすめ器具の最後となりますが、「ミルは最もこだわって欲しい器具」です。
ハンドドリップをしていると、粉化しやすい深煎りコーヒーから、硬くて挽きにくい浅煎りコーヒーまで広く楽しむようになってくると思います。そういった時に、高級ミルがあると、硬い豆も楽々挽くことができ、粒度も揃って味が安定するので、コーヒーライフをより楽しむことができます。
コーヒーを挽く時の香りは、コーヒードリップの醍醐味そのものですので、少し良いものを持っておくと、ドリップの楽しさと奥深さが広がります。
コスパが高い優秀なTIMEMORE-C2(7,984円)。
C2モデルは、ステンレス製の刃と安定した回転軸構造により、豆を均一に挽くことができ、「比較的安価で手が入る性能が高いコーヒミル」です。なお、C2MAXはC2モデル中で容量が多く、一度に約30gの豆を挽けるので、1〜4人分を挽くことができます。
「手挽きミルは初めてだけど、最初から長く使えるものを選びたい」という方に、是非おすすめしたいコーヒーミルです。
C2の後継機となるTIMEMORE-C3(13,180円)。
新設計の刃によって、よりクリアで輪郭のある味わいを実現できるようになっている「優秀なC2モデルから更に進化したコーヒーミル」です。
「ちょっと良いミルを使ってみたい方」、「C2のアップデートを考え中の方」にオスススメしたいコーヒーミルです。
世界中のバリスタが愛用するドイツ製のハイエンドモデル(約40,000〜60,000円)。
高精度のステンレス刃と安定した構造により、どんな豆でも楽に挽くことができ、粒度も整うので、「至高のミル」として知られています。
私も愛用していますが、安物のミルとは比べ物にならない使いやすさで、本気の一台を求める方に是非購入してほしいミルです。
本記事では、ドリップ初心者がまず揃えたい6つの道具を、エントリーモデルからプロ愛用の逸品までご紹介しました。
✨エントリーモデル(1〜4人用)✨
✨高級モデル(1〜4人用)✨
コーヒー器具は沢山の種類があって迷うことがありますが、まずは無理なく始めてみて、慣れてきたらぜひこだわりアイテムも試してみると良いと思います。