こんにちは。毎日、朝・昼にハンドドリップでコーヒーを楽しんでいる「ぽる」です。
コーヒー豆を選ぶとき、種類が多すぎて「どれを選べばいいの?」と悩んだことはありませんか?
私自身も、普段から楽天市場などで豆を購入していますが、「次はどの豆にしようかな」と迷ってしまうことがよくあります。
今回は、私が実際に購入した「澤井珈琲」のコーヒー豆「モカマタリ」のレビューです。
実際にドリップした感想は、「モカっぽくない、落ち着いた酸味の中で、甘み・苦味・コクがある飲みやすいコーヒー」です。本ページでは、代表的な抽出方法である「4:6メソッド」と「浸漬法」の2種類のドリップ手法で飲み比べもしていますので、「モカマタリ」の特徴に加えて、淹れ方でどう風味が変わるのかを知りたい方にもおすすめです。
この記事が自分好みの一杯を探すきっかけになれば嬉しいです。
⭐️今回ご紹介するコーヒー豆⭐️
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ネットで購入している方も多い「澤井珈琲」。
澤井珈琲の特徴は、「注文後に焙煎したコーヒー豆が届く」ことです。焙煎直後の香り高い豆を味わうことができ、ラインナップも幅広く、シングルオリジン、ブレンド、カフェインレスやドリップバックなどがあり、定期的な割引やお得なセットも充実していますので、コーヒー豆を広く試してみた方や日常で淹れるコーヒーを探している方におすすめです。
イエメン🇾🇪は中東にある国で、コーヒーの発祥地エチオピアから紅海を挟んだ対岸にあり、古くから「モカ港」を通じてコーヒーが世界に広まった歴史的な地域です。その中でも「モカマタリ」は、その港の名前を持つイエメン産コーヒーの代名詞ともいえる銘柄です。イエメンのコーヒーは、乾燥した気候と高地のテラス農法、そして伝統的な自然乾燥のプロセスが、独特の風味を生み出しており、楽しい品種です。
モカマタリの一番の特徴は「ワインのような芳醇な香りと複雑な味わい」です。
酸味・甘み・コクが重なり合い、唯一無二の個性を持つため、コーヒー通やシングルオリジン好きにおすすめの豆です。
⭐️コーヒー豆「モカマタリ」の一般的な特徴
今回レビューするコーヒー豆の特徴は?
イエメンはかつて「幸福のアラビア」と呼ばれ、険しい山岳地帯に広がる段々畑で、300年以上にわたり農民たちが大切にコーヒーを育んできました。
赤く熟した実は一粒ずつ丁寧に手摘みされ、天日乾燥と伝統的な石臼での精製という昔ながらの方法で仕上げられます。そのため豆の形は不揃いですが、それこそがモカマタリの個性であり、独特の風味を生み出す理由となっています。
「モカ=酸っぱい」というイメージを持つ方も多いですが、本来のモカマタリは、花やワインを思わせる芳醇な香りと良質な甘みを伴う柔らかな酸味が特徴です。
焙煎度合いによって表情を変える万能な豆で、お好みに合わせて幅広く楽しめる逸品です。
澤井珈琲は、昭和55年創業の老舗自家焙煎店です。
創業以来、「新鮮・安心・美味しいコーヒーをお届けすること」に徹底的にこだわっており、特に鮮度に関しては、注文を受けてから焙煎・発送するスタイルを採用しています。
このため、焙煎仕立てのコーヒーを味わった後、時間経過による味の変化も楽しむことができます。
今回は、コーヒー豆「モカマタリ」を、HARIO V60でハンドドリップした場合と、HARIOスイッチで浸漬法で淹れた場合を飲み比べてみました。同じ豆でも、抽出方法が変わると「酸味の出方」「甘みの感じ方」「口当たり」にどのような違いが出るのか、その変化を楽しみつつ、イエメンコーヒーの魅力と特徴を改めて見ていきます。
ドリップ手法 | ドリッパー | 特徴 |
4:6メソッド ・90℃ ・3分30秒 | HARIO V60透過ドリッパー02 (樹脂製) | 香り:落ち着いたフローラル系 口当たり:クリア・スッキリ フレーバー:酸味抑えめのマイルド系でほのかなスパイシーさ 余韻:苦さとコクが広がる ⭐️冷えると渋みが若干出てくる |
浸漬法 ・前半は90℃以上でドリップ ・後半は70℃で30秒後にドリップ | HARIO 浸水式ドリッパースイッチ 02 | 香り:落ち着いたフローラル系 口当たり:クリーミーなボディ感 フレーバー:酸味・甘味のあるマイルド系 (浸漬式のほうが酸味・甘味が強まる) 余韻:苦さとコクが広がる ⭐️冷えても飲みやすい (冷えてもボディ感で雑味が紛れる) |
考案者:粕谷哲さん(2016年ワールドブリューワーズカップ優勝者)
基本原理:お湯を「前半40%」「後半60%」に分けて、ベースのハンドドリップを作る。
特徴:
考案者:粕谷哲さん(2016年ワールドブリューワーズカップ優勝者)
基本原理:ちょっと細かめな粒度のコーヒー豆を、温度を変えて、お湯に「浸ける」ことで、綺麗に成分を抽出する。
特徴:
共通
4:6メソッド(粕谷哲さんの至高のレシピ)
浸漬法(粕谷哲さんの究極のレシピ)
4:6メソッドで淹れたコーヒーは、ほどよい酸味のあるマイルドな一杯になりました。
挽いている最中に芳醇な香りが広がり、ドリップ後は落ち着いたフローラルな香りになりました。
口当たりは「すっきり」。フレーバーは、酸味が抑えめですが、ボディ感とほのかなスパイシーさがあり、余韻としてはコクと苦味を感じました。
常温(27℃)に冷めた後は、若干渋みが出てきた印象で、ホットの方が飲みやすかったです。
浸漬法で淹れたコーヒーは、4:6メソッドで淹れたコーヒーよりもボディ感が強調された一杯となりました。
ドリップ後の香りは、4:6メソッドと同様に、落ち着いたフローラルな香りです。
口当たりやフレーバーも「4:6メソッド」と似ていますが、浸漬式の方が酸味と甘味が強くなり、口の中に淹れた時にクリーミーなボディ感を味わえます。
なお、常温(27℃)に冷めた後は、角の取れたマイルドなコーヒーとなり、雑味もない、サラッと飲めるコーヒーになりました。
今回は、澤井珈琲Beans&Leaf(楽天市場)で購入したコーヒー豆「モカマタリ」について、「4:6メソッド」と「浸漬ドリップ」の飲み比べをしました。
コーヒー豆を挽いた時やドリップ時のアロマは芳醇で、どちらのドリップも、モカマタリの「酸味とコクがあるバランスが取れたコーヒー」を楽しむことができました。個人的には、クリーミーさ・ボディ感が強くなり、冷えた後もバランスの良さを楽しめる「浸漬法」が好みでした。
イエメンの代表銘柄である「モカマタリ」、ぜひお試しください。
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