【レビュー】マメーズ焙煎工房のコーヒー豆「ブラジル TOMIO FUKUDA」の特徴と味わい

コーヒー豆のレビュー

こんにちは。毎日、朝・昼にハンドドリップでコーヒーを楽しんでいる「ぽる」です。

コーヒー豆を選ぶとき、種類が多すぎて「どれを選べばいいの?」と悩んだことはありませんか

私自身も、普段から楽天市場などで豆を購入していますが、「次はどの豆にしようかな」と迷ってしまうことがよくあります。

今回は、私が実際に購入したスペシャリティコーヒー専門店「マメーズ焙煎工房」のコーヒー豆「ブラジル」をレビューしていきます。

今回購入したマメーズ焙煎工房のコーヒー豆は、「ブラジル」のナッツ感とビターなチョコレート感を味わえるコーヒーです。本ページでは、代表的な抽出方法である「4:6メソッド」と「浸漬法」の2種類のドリップ手法で飲み比べをしており、「ブラジルの特徴」や「淹れ方でどう風味が変わるのか」をレビューしています。

この記事が自分好みの一杯を探すきっかけになれば嬉しいです。

⭐️今回ご紹介するコーヒー豆⭐️
スペシャリティコーヒー専門店 マメーズ焙煎工房(楽天市場)

  • 産地:ブラジル セラード地区パトスデミナ
  • 品種:ムンドノーヴォ・カツアイ
  • プロセス:ナチュラル(ドライオンツリー)
  • 焙煎度:不明
  • 値段:2160円(250g)→約8.7円/g(1杯120mlで87円)

【販売者情報】スペシャリティコーヒー専門店 マメーズ焙煎工房

スペシャリティコーヒーにこだわりを持つマメーズ焙煎工房

購入可能なすべての豆がスペシャリティコーヒーで、焙煎・鮮度・香味にもこだわりがある工房で、コーヒー豆からドリップバッグコーヒーまで、安心して楽しめます。

多種多様なコーヒー豆があるので、ホームページを寄ってみると新しい発見があります✨

スペシャリティコーヒーとは

具体的には、生産国においての栽培管理、収穫、生産処理、選別そして品質管理が適正になされ、欠点豆の混入が極めて少ない生豆であること。そして、適切な輸送と保管により、劣化のない状態で焙煎されて、欠点豆の混入が見られない焙煎豆であること。さらに、適切な抽出がなされ、カップに生産地の特徴的な素晴らしい風味特性が表現されることが求められる。

日本スペシャリティコーヒー協会より抜粋

【一般的な特徴】コーヒー豆「ブラジル」とは?

ブラジル🇧🇷は、世界のコーヒー豆生産量の約3分の1を占めるコーヒー大国です。広大な土地と安定した気候のもと、標高・地域によって多彩なコーヒーが作られています。スタンダードな味わいから、近年はスペシャルティコーヒーまで幅広い品質が存在します。

ブラジルのコーヒー豆の特徴は「ナッツやキャラメルを感じる風味の豊かさ」です。ブラジルのコーヒー豆は、強い日差しと乾燥した気候の影響で甘みが凝縮され、酸味が抑えられるため。やわらかな苦味と香ばしさのバランスが取れた、飲みやすい味わいとなります。また、ブラジルは アラビカ種が主力で、その多くが「ナチュラル(乾式)精製」で処理されているので、豆に果実由来の甘みとコクが残り、ナッツやキャラメルを思わせる風味が生まれます。

⭐️コーヒー豆「ブラジル」の一般的な特徴

  • 豊かな風味:ナッツやチョコレートの甘さ
  • バランスの良いコクと苦味:酸味が控えめでコクと苦味
  • 滑らかな口当たり:クリーンで飲みやすい

【コーヒー豆の紹介】マメーズ焙煎工房の「ブラジル FUKUDA TOMIO」

今回レビューするコーヒー豆の特徴は?

ぽる
ぽる

「ブラジル」の特徴通りのナッツ感、心地よい苦味とコクを味わえるコーヒー豆です。販売者の発信情報を整理したので参考にしてね。

出典:マメーズ焙煎工房(楽天市場)

甘味と風味

  • ドライオン・ツリー方式(樹上完全乾燥)を採用しており、実が木の上で完熟する時間を長くとることで、甘味をしっかり豆に蓄える意図があります。
  • また、収穫後そのまま木製貯蔵庫で「ドライチェリー状態」で寝かせ、熟成させる工程があり、甘味・風味の成熟が期待されます。

構成・質感

  • 標高 1,100m の条件、かつナチュラル精製であるため、酸味はやや抑えられ、ナッツやチョコレート系の香ばしさ、重厚なコクが出やすい。
  • ムンドノーヴォという変種(自然交配の品種)で、1本あたりに取れる実が少ないため、1粒1粒に風味が凝縮されている。

③ 焙煎度が「不明」な理由

  • 今回紹介する「ブラジル TOMIO FUKUDA」もですが、マメーズ焙煎工房で販売されるコーヒー豆は、焙煎度の記載がありません。その理由は、焙煎の温度や時間など細部にまでこだわっているため、同じ色味であっても焙煎の方法は大きく異なる場合があるからだそうです。

【コーヒー豆のレビュー】2種類のドリップ手法で味わうコーヒー豆「ブラジル TOMIO FUKUDA」の魅力と特徴

今回は、コーヒー豆「ブラジル(FUKUDA TOMIO)」を、HARIO V60でハンドドリップした場合と、HARIOスイッチで浸漬法で淹れた場合を飲み比べてみました。同じ豆でも、抽出方法が変わると「コクの出方」「甘みの感じ方」にどのような違いが出るのか、その変化を楽しみつつ、コーヒーの魅力と特徴を改めて見ていきます。

ドリップ手法ドリッパー特徴
4:6メソッド
・84℃
・3分30秒
HARIO
V60透過ドリッパー02 (樹脂製)
シトラス系
すっきり・マイルド
浸漬法
・前半は90℃以上でドリップ
・後半は70℃で30秒後にドリップ
HARIO
浸水式ドリッパースイッチ 02
落ち着いたシトラス系
すっきり・マイルド
(酸味とコクが強化)

① 今回試してみたドリップ手法

4:6メソッド(粕谷哲さんの至高のレシピ)

«本家本元4:6メソッドのドリップ説明動画はこちら»

考案者:粕谷哲さん(2016年ワールドブリューワーズカップ優勝者)

基本原理:お湯を「前半40%」「後半60%」に分けて、ベースのハンドドリップを作る。

  • 基本は5回に分けてドリップ
  • 前半40%で、 酸味・甘味を決める。
  • 後半60%で、 苦味・コク・全体のバランスを調整する。
  • 浅煎りは93℃、深煎りは83℃を目安に淹れる。

特徴

  • お湯を数回に分けて「注ぐ量・回数・タイミング」で味をコントロールする。
  • 調整しやすく、再現性が高い。
  • ドリップの基本を学びながら、自分好みの味を作りやすい。

浸漬ドリップ(粕谷哲さんの究極のレシピ)

«本家本元スイッチドリップのドリップ説明動画はこちら»

考案者:粕谷哲さん(2016年ワールドブリューワーズカップ優勝者)

基本原理:ちょっと細かめな粒度のコーヒー豆を、温度を変えて、お湯に「浸ける」ことで、綺麗に成分を抽出する。

  • 0〜30秒:90℃以上のお湯でドリップ(スイッチ開)
  • 30〜1分15秒:90℃以上のお湯でドリップ(スイッチ開)
  • 1分15秒〜1分45秒:92℃のお湯で残りの湯をドリップ(スイッチ閉止)
  • 1分45秒〜3分:抽出(スイッチ開)

特徴

  • お湯を注いで、じっくり抽出。
  • 成分が均一に抽出されやすく、丸みのある味になりやすい。
  • 抽出時間の長さで味の濃さや苦味を調整できる。

② ドリップで使った道具

共通

  • ケトル:HARIO ミニドリップケトル 500ml 
  • 温度計:BOMATA 温度計
  • サーバー:無印良品 耐熱ガラスメジャーカップ
  • スケール:TIMEMORE Black Mirror Basic 2.0 Coffee Scale
  • ミル:コマンダンテ Comandante C40 MK4

4:6メソッド(粕谷哲さんの至高のレシピ)

  • ドリップ:HARIO V60透過ドリッパー02 (樹脂製)
  • ペーパーフィルター:専用フィルター

浸漬法(粕谷哲さんの究極のレシピ)

  • ドリップ:HARIO 浸水式ドリッパースイッチ 02
  • ペーパーフィルター:専門フィルター

4:6メソッド(粕谷哲さんの至高のレシピ)で淹れたコーヒー豆「コロンビア」の味と香り

4:6メソッドで淹れたコーヒーは、香りはビターチョコレートのように柔らかく立ち上がり、フレーバーは、ナッツ・カカオ感と共に心地よい苦味がある王道のブラジルのような味わいでした。後味は優しい苦味が残る形となります。

なお、常温(27℃)に冷めた後は、若干の渋みが残る形になりました。この理由は抽出温度を高め(93℃前後)としたうえで、3分半と長めに抽出した影響がありそうです。

浸漬法(粕谷哲さんの究極のレシピ)で淹れた「コロンビア」の味と香り

浸漬法で淹れると印象が変わってきます。

香りはそれほど変わりませんが、口あたりは、濃厚で、ボディ感(まるみ)を感じる味わいとなります。また、その味わいがとろみような質感に感じられ、常温になっても、味の輪郭がはっきりしていました。

フレーバーは、ナッツやカカオを残しつつ、よりローストアーマンドのような香ばしさが感じられました。

【まとめ】王道ブラジルを楽しめるコーヒー豆

今回は、スペシャリティコーヒー専門店 マメーズ焙煎工房(楽天市場)で購入したコーヒー豆「ブラジル:TOMIO FUKUDA」について、「4:6メソッド」と「浸漬ドリップ」の飲み比べをしました。

どちらのドリップでも、飲み干すと、ブラジルらしい「ナッツとカカオ」が広がります。この中で、「4:6ドリップ」は口あたり良く飲むことがき、「浸漬法」はボディ感を強調した味わいを感じる美味しいコーヒーとなりました。

派手さや個性を主張するタイプのコーヒーではないので、日常の中でゆっくり寄り添うような「いつものコーヒー」として、ぜひお試しください。

«今回購入したコーヒ豆»