この記事でわかること
カフェインレスコーヒーの美味しい淹れ方をご存知ですか?
私自身、夕方以降はカフェインレスコーヒーを飲むことが多いのですが、苦味やコクが弱く、若干の物足りなさを感じることがあります。
そんな時におすすめしたい淹れ方が「浸漬法」と「点滴ドリップ」。
今回はカフェインレスコーヒーの中でもしっかりとした味が楽しめるhono加藤珈琲店「マンデリンスペシャル」を使い、この2つの淹れ方を飲み比べしてみました。
どちらの淹れ方も「カフェインレスのボケた感じがしない、マンデリンスペシャルの持つ苦味と深いコクを十分に引き出したコーヒー」となりました。個人的には、手間がかかる分、点滴ドリップの方が奥行きを感じられて好みです。なお、手軽さを重視するなら浸漬法も十分おすすめです。
この記事が自分好みの一杯を探すきっかけになれば嬉しいです。
honu加藤珈琲店
「マンデリンスペシャル」
産地:インドネシア
品種:アラビカ種
精製:不明(スマトラ式?)
焙煎:フルシティ
値段:1663円/200g
(一杯150mlで100円)
※コーヒー豆12gで出来上がり150mlの値段
【販売者情報】honu加藤珈琲店
honu加藤珈琲店は名古屋発祥のコーヒー専門店。
名前の「honu」はハワイ語でウミガメ。
イメージキャラクターは「ホヌコペちゃん」です。
名前の由来は、うさぎとかめの話にあるように、目先にとらわれず、先を見据えて行動する「カメ」を目指して行動し、長く愛される企業になりたいとの思いが詰まっています。
お店の特徴は、取り扱う種類や独自ブレンドの豊富さ、品質やコストパフォーマンスの高さ。
シングルコーヒーも多数取り扱っており、焙煎度合い、香りやコクなどのコーヒーテイストも記載しているので、ハンドドリップで各国の代表的なコーヒー豆を味わってみるのにオススメです。
«honu加藤珈琲店の特徴»
・コーヒー種類の多さ
・コストパフォーマンスの高さ
【一般的な特徴】カフェインレスコーヒーとは?
カフェインレスコーヒーは、コーヒー豆に含まれるカフェインを90%以上取り除いたコーヒー。
「デカフェ」「カフェインフリー」とも呼ばれ、妊娠中や授乳中の方、就寝前にコーヒーを楽しみたい方、カフェインに敏感な方におすすめされています。
日本では「水抽出法」と「二酸化炭素抽出法」などの化学薬品を使わずにカフェインを取り除く方法が使われています。以前のカフェインレスコーヒーは、薄味でコクがないものが多かったのですが、近年は技術の進歩により、より自然な仕上がりになっています。
«カフェインレスコーヒーの特徴»
・夜やカフェインに敏感な方におすすめ
・カフェインを90%以上除去
・技術進歩でより美味しくなってきた
【一般的な特徴】マンデリンとは?

マンデリンは、インドネシア・スマトラ島で生産されるアラビカ種のコーヒー豆。
熱帯雨林の豊かな自然と火山性土壌、高地特有の気候に育まれたマンデリンは、独特な香りや苦味などが特徴で、コーヒーファンに強い人気があります。苦味やコクを楽しみたい方、普段ブレンドコーヒーよりも「もっと重厚な味」を希望する方に「マンデリン」はオススメです。
«マンデリンの特徴»
・深いコクと力強さ
重厚で厚みのあるボディ
・独特な香り
ハーブ、スパイス、アーシー
・苦味の心地よさ
角がなくまろやかな苦味
【ご紹介】honu加藤珈琲店「マンデリンスペシャル」

①カフェインレス製法へのこだわり
加藤珈琲店では「液体二酸化炭素抽出法」を用いてカフェインを取り除いています。これにより、マンデリン特有の濃厚な風味を保ちつつ、カフェインレス(残存率0.1%以下)でも満足感のある味わいを実現しています。なお、袋詰めにはアロマシール付きの包材を採用し、焙煎後のガス膨張に対応しており、新鮮さを保って味を楽しめます。
②マンデリンスペシャルの特徴
マンデリンスペシャルの特徴は、中深煎り(フルシティ)で、深いコクと風味を楽しめることです。
特に以下の方におすすめとされています。
・コーヒーを飲むと眠れなくなってしまう方
・お医者さまからコーヒーを控えるように言われている方
・今までのデカフェに物足りなさを感じている方
③一杯あたりの価格:100円
マンデリンスペシャルの価格は200gで1663円。
一杯150mlに換算すると、約100円となります。
«参考:価格の算出方法»
- セブンイレブンのレギュラーコーヒー約150mlを一杯と設定。
- コーヒー豆12gに対して湯量180mlを注ぎ、出来あたりは約150ml。
- 1663円×12g/200g=151円
【レビュー】2種類のドリップ手法で味わうカフェインレスコーヒー「マンデリンスペシャル」
今回は、コーヒー豆「マンデリンスペシャル」の味わいをしっかり抽出するため、珈琲サイフォン株式会社の名門ドリッパーで点滴ドリップした場合とHARIOスイッチで浸漬法で淹れた場合を飲み比べてみました。2つの手法を用いて、マンデリンスペシャルの魅力と特徴をみていきます。
| ドリップ手法 | ドリッパー | 特徴 |
| 点滴ドリップ ・90℃ ・3分20秒 | 珈琲サイフォン株式会社 名門4人用ドリッパー | 穏やかなハーブの香り どっしりとした存在感 力強い苦味と深いコク |
| 浸漬法 ・前半は90℃以上でドリップ ・後半は70℃で30秒後にドリップ | HARIO 浸漬式ドリッパー スイッチ02 | 穏やかなハーブの香り 苦味とコクの存在感 なめらかな口当たり |
①今回試してみたドリップ手法
コーノー式を用いた点滴ドリップ
考案者
河野社長(珈琲サイフォン株式会社 社長)
基本原理
サーバーにポタポタ落ちるまで点滴ドリップ。
後は注ぎ量を一気に増やして抽出。
- 前半:ポタポタと点滴ドリップ
- 後半:ドリッパー限界まで入れて一気に抽出
特徴
- お湯をゆっくり注いで粉に浸透させることで濃厚な味に。
- 一滴ずつ点滴するので、ドリップが難しい。

岩崎泰三 -Coffee Journalist Taizo Iwasaki –
浸漬ドリップ(HARIO-浸漬式ドリッパースイッチ)
考案者
粕谷哲さん(2016年ワールドブリューワーズカップ優勝者)
基本原理
ちょっと細かめな粒度のコーヒー豆を、温度を変えて、お湯に「浸ける」ことで、コーヒー豆の成分をしっかりと抽出する。
- 0〜30秒:90℃以上のお湯でドリップ(スイッチ開)
- 30〜1分15秒:90℃以上のお湯でドリップ(スイッチ開)
- 1分15秒〜1分45秒:92℃のお湯で残りの湯をドリップ(スイッチ閉止)
- 1分45秒〜3分:抽出(スイッチ開)
特徴:
- お湯を注いで、じっくり抽出。
- 成分が均一に抽出されやすく、丸みのある味になりやすい。
- 抽出時間で味の濃さや苦味を調整できる。

«粕谷哲さんによる紹介動画がこちら»
TETSU KASUYA World Brewers Cup Champion

② ドリップで使った道具

共通
- 温度計:TANITA 温度計
- スケール:TIMEMORE Black Mirror Basic 2.0 Coffee Scale
- ミル:コマンダンテ Comandante C40 MK4
点滴ドリップで使った道具
- ケトル:Kalitaコーヒー達人ペリカン
- ドリップ:珈琲サイフォン株式会社 名門4人用ドリッパー
- ペーパーフィルター:専門フィルター
浸漬法で使った道具
- ケトル:Brewista
- ドリップ:HARIO 浸水式ドリッパースイッチ 02
- ペーパーフィルター:専門フィルター

③コーヒー豆の準備

コーヒー豆は両方とも20g。
深煎りだけあって、結構黒いです。また、豆の大きさのばらつき、破損豆もありました。
弾き目は中細挽き(コマンダンテで22クリック)にしました。
④点滴ドリップで淹れた「マンデリンスペシャル」


点滴法で淹れたコーヒーは、カフェインレスですが、どっしりとした苦味とコクのあるマンデリンらしい一杯になりました。挽いている最中とドリップ後は穏やかなハーブの香りが楽しめます。口当たりは「どっしり」としたボディ感。フレーバーは、力強い苦味とコクがあり、余韻も濃厚です。
夜を楽しむにはちょうど良い一杯で、質の良いカフェインレスコーヒでした。
⑤浸漬法で淹れた「マンデリンスペシャル」


浸漬法で淹れたコーヒーは、通常のドリップと点滴ドリップの間くらいのボディ感、苦味を感じました。
後半の抽出温度を70℃に下げていることもあり、なめらかな口当たりの飲みやすい一杯となりました。
点滴ドリップと比べると淹れるのが圧倒的に楽なので、味の輪郭もはっきりさせたカフェインレスコーヒーを手軽に飲みた方におすすめです。
【まとめ】マンデリンをしっかり味わえるドリップ手法
今回は、honu加藤珈琲店のコーヒー豆「マンデリンスペシャル」について、「点滴ドリップ」と「浸漬法」でコーヒーを淹れてみました。
コーヒー豆を挽いた時からマンデリンらしいハーブ感(アーシー)があり、どちらのドリップも苦味とコクがしっかりしたコーヒーでまさに「マンデリン」を楽しむことができました。個人的には、カフェインレスコーヒーは、HARIO-V60でサッといれるより、今回ご紹介した「点滴ドリップ」や「浸漬式」で濃い目に入れるのが好みです。
その中で、私自身は、手間がかかる分、「点滴ドリップ」の方が美味しく感じられましたが、日常使いだと「浸漬法」になりそうです。
カフェインレスコーヒ「マンデリンスペシャル」をぜひお試しください。
«今回購入したコーヒ豆»

