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【ハンドドリップのコツ】水で変わるコーヒーの風味|ブリタ「リクエリ」をオススメする理由

ハンドドリップで淹れたコーヒーとブリタ「リクエリ」のパッケージ

この記事でわかること

  • コーヒーの風味が水で変わる理由
  • 水道水を浄水に変えた効果
  • ブリタ「リクエリ」をオススメする人

コーヒーの風味が変わる要素と聞いて、何を思い浮かべますか?

豆の品質、焙煎度、挽き目、抽出の湯温……どれも大切ですが、見落とされがちなポイントが「水」

ハンドドリップで抽出するコーヒーの98.5〜99%が水ですので、普段の水道水を浄水に変えるだけで、風味がよくなります。

この記事では、コーヒーと水の関係を 「硬度」「塩素」「pH」「鉄分」の観点で整理したうえで、私が使って良かったと感じたブリタのポット型浄水器「リクエリ」をご紹介します。

コーヒー好きで一杯の美味しさをもう一段引き上げたい方、浄水器の導入を悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

【きっかけ】サザコーヒーで飲んだゲイシャの衝撃

私がコーヒードリップで悩み始めたきっかけは、サザコーヒー勝田本店(茨城県ひたちなか市)で飲んだ一杯でした。

サザコーヒーはゲイシャ品種の原産地を追いかける「ゲイシャハンター」鈴木太郎社長で知られる焙煎所です。私は勝田本店で「パナマ・ゲイシャ エスメラルダ農園 マリオ(赤箱)」(3,500円)をいただく機会がありました。エスメラルダ農園のマリオ地区(ゲイシャが最初に栽培された区画)のコーヒーです。

驚いたのは、一口目の透明感と甘さ、そして収斂感のなさでした。

自宅で同じ系統のゲイシャを淹れたときに感じていた「一口目のキュッとした渋み」が一切ない。同じゲイシャなのに、こんなに違うものなのかと衝撃を受けたのを覚えており、それ以降、家でレシピを変えたり、試行錯誤をしていました。

家と店の差はどこから来たのか

店で飲んだ一杯と、自宅で淹れた一杯の差。ぽるは主に次の2つに気づきました。

  1. チャフの残存量:プロのバリスタは業務用グラインダー+排出口の管理で混入を抑えている
  2. 水質:店舗は浄水された水、自宅はやかんで沸かした水道水

チャフは除去で対処できましたが、水についてはそれまで「アカデミーで教わった知識」でしかありませんでした。店と家の一杯を飲み比べて、初めて水質が体感として腑に落ちたのを覚えています。そこで自宅の水環境を本格的に見直すことにしました。

【学びの原点】UCCコーヒーアカデミーで教わった「水」の大切さ

実は私が 水の重要性を意識したのは、UCCコーヒーアカデミーのベーシックコースを受講したときでした。

カリキュラムの中で「コーヒーに会う水」というテーマがあり、極力、浄水器などを通した水を使用することが大切と学びました。それまでは豆と器具にばかり目が向いていたのが、水を意識するようになったきっかけです。

なお、UCCコーヒーアカデミーは、神戸校・東京校を構えるUCC上島珈琲の教育機関で、初心者向けベーシックコースからプロ向けスペシャリストコース、通信講座、YouTube限定ミニ講座まで幅広く展開されています。コーヒーをもう一段深く学びたい方にはオススメの学習リソースです。

📖 UCCコーヒーアカデミー 公式サイト

📺 Youtube:UCCコーヒーアカデミー

水を見直す価値
ハンドドリップで抽出するコーヒーの98.5〜99%は水
豆や器具にこだわるのと同じくらい、水を変えるインパクトは大きい

【コーヒーの風味が水で変わる理由】硬度、塩素、pH

水の品質には ①硬度(ミネラル量) ②塩素(カルキ) ③pH(酸性・アルカリ性)④鉄分があります。このうち、日本の水道水で実質的にコーヒーの味を左右するのは、主に塩素鉄分となります。

前提:コーヒーの98.5〜99%は水

米国スペシャルティコーヒー協会(SCA)が定める「Gold Cup Standard」では、おいしいコーヒーの目安として可溶性コーヒー成分(TDS: Total Dissolved Solids) 1.15〜1.35% としています。このため、コーヒーの98%〜99%は水であり、水の品質がコーヒーに与える影響は大きいと言えます。

① 硬度(軟水と硬水)

硬度とは水に含まれるカルシウム・マグネシウムなどのミネラル量のことです。味わいへの影響は以下の通り。

水の種類硬度の目安コーヒーに与える影響
軟水100mg/L未満(WHO基準)まろやかな甘さと酸味が際立つ。軽やかで飲みやすい
中硬水100〜300mg/L苦味とコクがバランスよく出る
硬水300mg/L以上キリッとした苦味・渋味。鉄のような金属感を伴うことも

日本の水道水や天然水の多くは 硬度50〜80mg/L前後の軟水 で、SCAが推奨する硬度(17〜85 ppm)の範囲にもほぼ収まっています。ハンドドリップで淹れる浅煎り〜中煎りのスペシャルティコーヒーとは相性が良い水質です。

ただし「軟水だから何もしなくて良い」というわけではありません。同じ軟水でも硬度を少し下げてやると、口あたりがよりやわらかく、甘さが伸びるように感じられます。実際、専門のコーヒーショップでは専用浄水器で硬度を整えた水を使っているお店も多くあります。

家庭で同じレベルを目指す必要はないにせよ、ブリタのようなポット型浄水器で硬度を少し下げてやることは、手の届く範囲での最適対応だと感じています。

② 塩素(カルキ)

SCAの水質基準でも塩素は 0 ppm(完全除去) が推奨されています。

日本の水道水には、衛生管理のため残留塩素(カルキ)が含まれています。塩素自体は健康上問題のない範囲ですが、コーヒーの繊細な香りや風味を覆い隠してしまうのが問題です。

  • 塩素臭(プールのようなツンとしたニオイ)がコーヒーの香気成分とぶつかる
  • 一口目の「スッとした違和感」や雑味の原因になりやすい

やかんで一度沸騰させれば塩素はある程度飛びますが、完全には抜けきりません。汲み置きする方法もありますが、衛生面からもお勧めしません。このため、ハンドドリップを行う上では「浄水器」を通すことは重要と言えます。

③ pH(酸性とアルカリ性)

SCA基準では pH 6.5〜7.5の中性付近 が推奨されています。

日本の水道水のpHは5.8〜8.6が基準値で、ほとんどの地域で適正範囲に収まっています。水のpHが酸性よりの水であれば酸味を感じやすくなりますし、その逆もありえますが、日本の水道水を使う分には影響は少ないと思います。

④ 鉄分(金属臭)

UCCコーヒーアカデミーでは、鉄イオンはコーヒーに含まれるクロロゲン酸類と結合して風味に影響を及ぼすとされています。古い水道管を経由した水には、まれに鉄分や金属臭が含まれることがあります。これは塩素や硬度とはまた別の軸の問題です。築古マンション等で水の金属臭が気になる場合は、塩素除去とは別にこちらの観点でも浄水器の活用を検討する価値があります。

【レビュー】ブリタのポット型浄水器「リクエリ」

ブリタ ポット型浄水器「リクエリ」本体とパッケージ箱

リクエリを選んだ理由

ポット型浄水器はブリタを含めて多くのラインナップがありますが、リクエリを選んだ理由は次の3つです。

  • コンパクトサイズ:幅110mmのスリム設計で冷蔵庫のドアポケットにも入る
  • 除去性能の高い「マクストラプロ」カートリッジ搭載:塩素・トリハロメタン・農薬・カビ臭など15項目を除去。さらに、近年問題視されているPFOS/PFOA(有機フッ素化合物・通称「永遠の化学物質」)の除去にも対応。
項目スペック
全容量2.2L
ろ過水容量1.15L
サイズ202×110×284mm
本体質量約470g
カートリッジマクストラプロ ピュアパフォーマンス(1個付属)
カートリッジ交換目安約4週間(LCDメモ通知)
価格4,191円(税込・2026年4月時点・公式楽天店)

価格も4,000円台と導入しやすく、まず浄水器を試してみたい方のファーストチョイスとして最適だと感じています。

選ぶときに重視したポイント
毎日使うものだからこそ、「サイズ・性能・コスト」のバランスが決め手でした。特にPFOS/PFOA対応のマクストラプロは、コーヒー以外の用途にも安心して使えます。

水道水を浄水に変えた効果

パナマ・ゲイシャ エスメラルダ農園の豆袋と浄水で淹れたコーヒー

水が重要と気づくきっかけになったエスメラルダ農園のパナマゲイシャのマリオ。

浄水に切り替えてから、コーヒーの風味が明らかに変わりました。

  • 違和感がなくなった:香気成分を邪魔する塩素や後味に影響する鉄分が減り、ベリーの味わいが広がる
  • 一口目のクリーンさが増した:雑味が減り、甘さと酸味が前に出る
  • 冷めたときの印象が良い:温度が下がっても渋み、雑味が出てこない

特に感じたのは、浅煎りのスペシャルティを淹れたときの違いです。ゲイシャやエチオピアのナチュラルなど、フローラル・シトラス系の繊細な香りが乗る豆ほど、水の違いが味わいにダイレクトに出ます。

個人的には、浅煎り〜中煎りを中心に楽しんでいる方ほど、浄水器導入の恩恵が大きいと感じています。深煎りのコクや苦味を楽しむスタイルの場合、水質の差は相対的に小さくなります。

使い勝手の注意点

正直に気になった点もお伝えします。

  • ろ過水容量が1.15L:コーヒードリップにはちょうど良い量ですが、日常使いですと補充頻度が多くなる。
  • カートリッジのランニングコスト:マクストラプロは4週間で交換。年間でおよそ5,000〜7,000円の維持費

とはいえ、ハンドドリップを毎日楽しむ方にとって、このランニングコストは十分に見合う投資だと感じています。豆1袋1,500〜3,000円を楽しむなら、水の質を底上げする方が投資対効果は大きい、というのが個人的な結論です。

【まとめ】豆と器具とともに、水を見直してみる価値

コーヒーと水の関係を整理すると、次のようになります。

ドリップ一杯の98.5〜99%は水

  • 水の品質が味に直結
  • 水の質は 硬度・塩素・pH・鉄分が影響する。日本では塩素と鉄分に注意
  • 軟水でも硬度が下げると口あたりがやわらかくなるので、家庭ではブリタが最適対応

浄水器を通すだけで、コーヒーの風味がよくなる

  • コーヒーの一口目が明らかにクリアになる
  • 浅煎りスペシャルティほど水の違いが大きく出る

私の場合、ブリタ「リクエリ」を導入してから、ハンドドリップで淹れたコーヒーの風味が一段階良くなりました。豆や器具とともに、水を見直してみる価値は十分にありますので、ブリタの導入をオススメします。

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水と合わせて、チャフの除去・ドリップレシピ・器具選びも見直すとハンドドリップがさらにクリアになります。

📖 水の基礎をもっと深く学びたい方は UCCコーヒーアカデミー 公式サイトもオススメです。

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この記事を書いた人

日々コーヒーのハンドドリップを楽しんでいる「ぽる」です。
色々な道具やコーヒー豆を試したり、動画などでコーヒーの知識を増やしています。
・コーヒーインストラクター2級
・UCCアドバンスコース修了

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